2018/11

何にせよ現実味のないガラス一枚の世界でなく

リアルな質感を持ってしても止められない狂気の中

ズレてる愛が本能という名を借りて言い訳がましく

ましてやユーモア 笑えない冗談だけが達者

馴れ合いをしても死ぬのはお前自身、お前の倫理

秩序というものの形がなくなって、嘘だけの歴史と

嘘だけの神話が足元に転がっているありきたりに

フィクション ファンタジーが喰らい尽くす世界

理想を笑い現実に従順する

欲しいのはメッキの楽園ただそれだけ

アナーキストは死んで 無痛覚だけが残った


刷り込まれた思考プロセス外の悪意

誰もが純然たる差別主義者

愛を謀る普通の人間

秩序なき世界の普通の人間

混沌は死に

お行儀良く主義主張

互い 踏み合うのを恐れて

別の誰かを傷つける

誰も聞いてはいないテンプレート外した言葉など

耳障りの良いエゴだけが支配

愛とラベル貼り 乾いた血に血を注ぐ