何にせよ現実味のないガラス一枚の世界でなく
リアルな質感を持ってしても止められない狂気の中
ズレてる愛が本能という名を借りて言い訳がましく
ましてやユーモア 笑えない冗談だけが達者
馴れ合いをしても死ぬのはお前自身、お前の倫理
秩序というものの形がなくなって、嘘だけの歴史と
嘘だけの神話が足元に転がっているありきたりに
フィクション ファンタジーが喰らい尽くす世界
理想を笑い現実に従順する
欲しいのはメッキの楽園ただそれだけ
アナーキストは死んで 無痛覚だけが残った
刷り込まれた思考プロセス外の悪意
誰もが純然たる差別主義者
愛を謀る普通の人間
秩序なき世界の普通の人間
混沌は死に
お行儀良く主義主張
互い 踏み合うのを恐れて
別の誰かを傷つける
誰も聞いてはいないテンプレート外した言葉など
耳障りの良いエゴだけが支配
愛とラベル貼り 乾いた血に血を注ぐ